モノは捨てればゴミ、再利用すれば資源になるよ。リサイクルについて学ぼう!
使い終えたら資源として再利用
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ゴミを捨てないで、工夫して資源に戻すことをリサイクルといいます。例えば新聞紙は、ドロドロにとかしてインクを取りのぞくことで、パルプ(紙の原料となる植物せんい)にもどすことができます。このパルプを使って、段ボールなどの新しい紙製品をつくることが可能です。このほかにも、アルミ缶やプラスチック容器、ガラス、鉄、コンクリートなど、さまざまなゴミをリサイクルすることができます。それらはゴミではなく、「リサイクル資源」と呼ぶべきかもしれません。リサイクルをうまく進めるには、きちんとゴミを分けて、種類ごとに集める必要があります。
3R
リサイクルをするには、多くのエネルギーが必要となるので、環境にいいことばかりではありません。そもそもゴミを出さない「リデュース(Reduce)」と、使えるものはくり返し使う「リユース(Reuse)」、そして「リサイクル(Recycle)」、この3つの「R」を進めていくことが大事なのです。
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リサイクルの歴史
日本のリサイクルの歴史は古く、中世から、町のし尿(ウンチやおしっこ)が、農村の肥料として用いられていました。江戸時代にはリサイクルがとても進んでいて、紙くずや古着はもちろん、こわれた傘(かさ)の骨やホウキ、さらには燃えたあとの「灰」まで回収され、活用されていたそうです。昭和に入って、戦争直後の何もない時代にも、焼け野原から、鉄くずやガラスなどが集められ、復興に役立てられました。日本には、ものを大切に最後まで使いつくす心が根付いているのです。
都市鉱山
携帯電話をきちんと回収すれば、「鉱山」のように、めずらしい金属を取り出すことができます。
リサイクル素材のショールーム
ゴミも、ていねいに分別すれば、いろんなものづくりに使うことができます。
リサイクル村
ベトナムには、リサイクルでお金をかせぎ、豊かになった村がたくさんあります。
リサイクル雑貨
ゴミにおしゃれなデザインを加えて新しい商品にすることも、一つのリサイクルといえます。
動画で学ぼう!(NHK for School)
(外部サイト)
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よろしく!ファンファン
収集されたごみは、どこに運ばれ、どのように処理されるのか。ごみ処理施設とそこで働く人たちの工夫や努力を学び、ごみを減らすために自分たちにできることを考える。
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リサイクルボックスに入れられた空きかんは工場に運ばれ、きれいな空きかんになります。これをリサイクルといいます。買い物ついでに入れられるので、多くの店にあります。
おすすめのサイト(外部サイト)
大気・海洋汚染(おせん)、地球温暖化、たくさんの種類の動植物が絶滅(ぜつめつ)の危機にあることなど、今地球がかかえている多くの問題について学ぼう。再生可能エネルギーや、NGO・NPOの取り組みについても紹介しているよ。
ごみの種類、量についてや、いろいろな容器をリサイクルすると何になるのかなどを紹介しているよ。「まち美化」と「リサイクル」についてのクイズにもちょうせんしてみよう!
ごみに関するいろいろな決まりや、世界ではどのようにしてごみを減らしているのかなどを紹介しているよ。小学生のみんなの3Rに関する作品を見ることもできるよ。