はやぶさ2について知ろう
まとめ 宇宙

はやぶさ2ってどこに行くの? はやぶさ2の打ち上げとその目的をくわしく調べてみよう。

行ってらっしゃい! 「はやぶさ2」の長い旅がはじまる

  • 小惑星(しょうわくせい)探査機「はやぶさ2」が、地球の生命の起源を探る旅に出発しました。
    水や有機物があると考えられる小惑星の地下の物質を採取し、2020年に地球に持ち帰る計画です。

    当初は2014年11月30日に打ち上げられる予定でしたが、悪天候のため延期になり、3度目の正直で、ついに12月3日13時22分04秒に、鹿児島県の種子島宇宙センターで、無事打ち上げられました。

    みなさんは、4年前に小惑星「イトカワ」の物質を地球に持ち帰った探査機「はやぶさ」を覚えていますか?
    今回打ち上げられた探査機は、その後継機(こうけいき)です。

    探査に向かうのは、火星と木星の間を周っている小さな天体「小惑星」。
    地球の生命の材料となった水や有機物は、小惑星が地球と衝突(しょうとつ)して降り注いだと考えられています。
    なので、現在の小惑星の物質を調べることで、地球の生命の起源を知る手がかりになるかもしれないのです。
  • はやぶさ2のミッションの最大の目玉は、「小惑星の地下の物質を持ち帰ること」です。
    火薬を積んだ円すい型の物体を、小惑星に落として数100m上空で爆発。
    底の銅板を秒速2kmで小惑星に衝突させて人工的にクレーターを作り、その中の石や砂をあつめます。(右図参照)
    太陽の熱の影響を受けていない地下の物質を地球に持ち帰るのは、世界で初めての挑戦なんです!

    どのような旅になるか楽しみですね。はやぶさ2の世界初の挑戦を、みんなで見守りましょう。

    写真提供:JAXA/池下章裕
  

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