執筆者・監修者のご紹介
Yahoo!きっず「ココカラ学園(クイズ、図書館内学習ページ、インタビュー記事、おさらいテスト)」は、情報の正確性を高めるため「国際セクシュアリティ教育ガイダンス【改訂版】」に準拠した内容で構成し、「性」に関する専門家の方々に執筆・監修などのご協力を頂いております。
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飯田 亮瑠(あっきー)(いいだ・あきる)
- 一般社団法人“人間と性”教育研究協議会(性教協) 幹事
- ダイビーノン代表
自身の性別に関する葛藤の経験から、性や多様性を見つめ直す機会をもっと社会に提供したい、特に子どもたちへ考える機会を作りたいという想いから、セクシュアリティや性教育に関して学びはじめる。働きながら養護教諭免許取得するも採用試験を突破できず。現在は外部講師として講演やワークを行っている。性の多様性(特に性別違和感)をテーマに、子どもから大人まで幅広い層に考える材料をお届け中。ダイビーノンとは、ダイバーシティー(多様性)とイノベーション(改革・新機軸)からの造語で、多様性の価値観に触れる機会を社会に提供することを使命としている。
連載、関係書籍:「健康教室『ダイビーノンカフェ』」(東山書房、2018年4月号~)、「中学生の質問箱 性の多様性ってなんだろう?」(平凡社、2018年:渡辺大輔著※「あっきーさんにききました」内)
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星野 恵(ほしの・めぐみ)
- 一般社団法人“人間と性”教育研究協議会(性教協) 代表幹事
性教協の設立初期の頃から会員となった。小学校現場で、普通学級、特別支援学級担任として、性教育実践や保護者への講演なども行ってきた。退職後は性教協の事務的仕事をしつつ、性教育を学びたいという人、拡げたいと思う人をつなげることに力点を置く活動をしている。また、保育園の子どもたちに「からだを大切に!」等の話、保護者への講演等を行っている。
主な著書:「あっ!そうなんだ!性と生」(エイデル研究所、2014年:共著)、「あっ!そうなんだ!わたしのからだ」(エイデル研究所、2021年:共著)など。
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水野 哲夫(みずの・てつお)
- 一般社団法人“人間と性”教育研究協議会(性教協)代表幹事
- 「季刊セクシュアリティ」誌編集長 /白梅学園大学非常勤講師
1953年長野県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。1978年、東京世田谷区の大東学園高校に国語科教諭として就職。1997年から2023年まで同校で総合科目「性と生」を担当。また、2023年まで一橋大学でセクソロジー関連科目をを担当。
主な著書:「改訂新版ヒューマン・セクソロジー」(子どもの未来社・2020年:共著)、「考えたことある?性的同意 知らないってダメかも」(子どもの未来社、2021年:監修) 、「人間と性の絵本」第3巻「思春期ってどんなとき?」(大月書店、2021年)、「授業で使える『生命の安全教育』事例集 中学・高校編」(子どもの未来社、2023年)、「性の学びが未来を拓く 大東学園高校 総合『性と生』の26年」(エイデル研究所、2023年)など。
国際セクシュアリティ教育ガイダンス【改訂版】
「国際セクシュアリティ教育ガイダンス(以下「ガイダンス」)」は、ユネスコ(UNESCO)が中心になり、国連合同エイズ計画(UNAIDS)やユニセフ(UNICEF=国連児童基金)などいくつかの国連機関や性教育分野の専門家の協力を得て2009年に初版、2018年に改訂版が発表された包括的性教育のガイダンス(手引き)です。
ユネスコによると「すべての国の教育政策担当者を対象にして、5歳から18歳以上までの子供や若者にとって正確でそれぞれの年齢に適したカリキュラムを提供できるようにまとめられている」とあります。「ガイダンス」は現在、ヨーロッパ各国やアメリカのいくつかの州、韓国、台湾、オーストラリア、ニュージーランドなどで、包括的性教育の大切な手引きとして位置づけられています。
「ガイダンス」は、5歳から18歳までの子ども・若者を、①5~8歳、②9~12歳、③12~15歳、④15~18歳以上の4つの年齢グループに分け、8つのコンセプトにまとめられた内容を、年齢と発達段階に即して、「らせん」(スパイラル)型に反復・発展させて学んでいく学習プログラムを提起しています。「ガイダンス」では、性に関する学習経験・知識・ニーズ・関心などが違う、さまざまな子ども・若者の存在が前提とされています。4つの年齢グループ分けと学習内容を固定的に捉えず、柔軟に対処できるものと考えることが可能です。
改訂版の日本語訳は、"人間と性" 教育研究協議会メンバーの浅井、艮、田代、福田、渡辺が行っています。
国際セクシュアリティ教育ガイダンス【改訂版】:明石書店(外部サイト) 国際セクシュアリティ教育ガイダンス【改訂版】:ユネスコ(外部サイト)