よみがなをつけよう>


力になれる人 必ずいます

一面の記事から
朝日小学生新聞 

いじめなど一人で悩まず相談を

あすから「人権週間」

 もし、あなたがいじめや暴力で困っていたら、専門家に相談してみませんか。子どもの話を聞いて、安心して暮らせるように解決の方法を考えてくれる相談窓口があります。法務省や弁護士の組織などで、「ひとりでなやまないで連絡してほしい」と呼びかけています。4日から10日まで「人権週間」です。(前田奈津子)

受け付けは電話や手紙で

 法務省は、電話で相談を受け付ける「子どもの人権110番」を設けています。通話料金はかかりません。携帯電話やスマートフォンからもかけられます。
 子どもたちのなやみを手紙に書いて送ってもらう「子どもの人権SOSミニレター」の取り組みもしています。毎年11月末くらいまでに、専用の用紙を全国の小中学校で配ってもらうようにしているそうです。
 このミニレターを出すときは、切手を貼る必要はありません。昨年度は、小学生から約1万3千件の相談が寄せられました。いじめになやむ相談も少なくありません。「前の席の子からいじわるされていやな思いをしている」といった内容が届いたそうです。
 届いたミニレターには、法務局の職員や、法務大臣から依頼を受けた元教師や医師、司法書士ら人権擁護委員が返事を書きます。言葉や暴力で傷つけられたり、無視されたりするのは、みんなが持つ大切な権利(人権)が守られていないことになるといいます。

弁護士さんも味方

 第二東京弁護士会でも、いじめ、体罰、家族の問題など、子どもたちからの電話相談を受け付けています。弁護士会で子どもの人権を守る活動をしている弁護士の伊東亜矢子さん、太田絢子さん、佐田理恵さんは、「つらいと感じたら連絡してほしい。ゆっくり話を聞くから」といいます。
 いじめの問題では、「保護者に迷惑をかけたくない」という思いから、だれにも相談しない人が少なくないそうです。子どもたちには「ひとりで抱えこまないで。あなたの力になってくれる人は必ずいます」。

誰かに話してみて

 18歳までの相談を受け付ける「チャイルドライン」もあります。40都道府県70か所で電話を受けています。年間約20万件の電話がかかってくるそうです。担当者は「だれかに話すことで、気持ちがすっきりすることがある」といいます。
 チャイルドラインにかかってくる電話の多くが、携帯電話(スマートフォンをふくむ)になっているといいます。インターネットが身近になり、電話よりも相談しやすいという声もあるため、ネットでの相談も月に数回、受け付けています。ウェブサイト上で、チャイルドラインの受け手と一対一のチャットで話すことができます。

法務省

子どもの人権110番
0120・007・110
(平日午前8時30分~午後5時15分)
インターネット人権相談窓口
http://www.jinken.go.jp/

第二東京弁護士会

キッズひまわりホットライン
03・3581・1885
(毎週火、木、金〈祝日をのぞく〉の午後3時~7時)

チャイルドライン

0120・99・7777
(毎週月~土、午後4時~9時)
ウェブサイト
http://www.childline.or.jp
(インターネットでの相談方法などが書いてあります)

【人権週間】

 国際連合は、1948年12月10日に世界人権宣言を採択したことを記念し、12月10日を人権デーと定めています。日本では、49年から毎年12月10日の人権デーをふくむ1週間(12月4日~10日)を人権週間と決めています。人権を尊重する考え方を広め、その理解を深めてもらうのがねらいです。

イラスト・山本正子

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