ユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザインって、聞いたことあるかな?世界にはたくさんの人がいて、それぞれ生まれ育った国や毎日使っていることばもちがうよね。それに、若い人もいれば高れい者の方もいる。中には、障害をもつ人も暮らしているね。そんなひとりひとりちがう私たち、みんなにとって使いやすいように考えられたデザインを、ユニバーサルデザインというんだ。

ユニバーサルデザインを探してみよう

  • ギザギザが入ったシャンプーの容器(写真提供:花王)

    障害のある人もない人もいっしょに使えるもののことを「共用品(きょうようひん)」といいますが、共用品は日本からの提案で、世界のものづくりの基準「 ISO (国際標準規格[こくさいひょうじゅんきかく])」にも採用されています。

    たとえば、シャンプーの容器にはギザギザがつけられています。このことでリンスと区別(くべつ)がつくので、目が不自由な人や目をつぶっている人に便利です。つまり、このような、障害のある人にもない人にも便利な「みんなが使いやすい」物を作ろうというデザインの考え方が「共用品」であり、「ユニバーサルデザイン」なのです。

    ほかにもたとえば、缶ビールなどのふたの上には、「おさけ」という点字があって、目の不自由な人がお茶やジュースと区別できるようになっています。
    乗り物のカードなどには、さわると何のカードかがわかるような切り込みが入っています。

  • 非常口のピクトグラム

    「ピクトグラム」という、駅や町で見かける絵文字のかんばんやトイレの男性用・女性用の絵なども、だれが見ても、一目で何の記号かわかるデザインになっています。

    これらは、障害がある人だけでなくだれもが便利な「ユニバーサルデザイン」といえます。
  

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