国会と参議院選挙

参議院議員選挙は7月4日に公示され、投票・開票は7月21日に行われました。
国会がどのようなところか、参議院の選挙のしくみなどについて学んでみましょう。

国会ってどんなところ?

法律や予算を決める国の最高の機関

※1 6月に法律が変わり、5人減りました
※2 投票する権利
※3 立候補する権利

国会は国民から直接選ばれた議員で成り立っています。国会だけが国を動かす法律を定めたり、予算などを決めたりす ることができる国の最高機関です。

大切なことを話し合うので、日本の国会は衆議院と参議院の二つの議院に分かれています。この仕組みを二院制といい ます。アメリカやイギリスなども二院制です。

二つの院で同じ問題を話し合うことで、一つの院がかたよった結論を出さないようにしたり、足りない部分をつけ足し たりすることができます。また話し合う機会が多くなるので、より国民の意見を取り入れやすくなります。

衆議院と参議院が同じ構成であれば、二つが同じような機関になってしまいます。そこで議員の任期や選挙の方法など にちがいがあります(※イラストを見てね)

参議院は長期的な展望を持って、国民にとって本当に必要な法律かどうかなどをじっくり話し合えるように、任期は6年と長く、衆議院のように任期の途中で選挙が行われる「解散」もありません。

ただ6年間ずっと同じメンバーだと国民の新たな意見を生かしにくいなどの考えから、3年ごとに議員の半分を選挙で選 び直しています。

参議院は別名「良識の府」と呼ばれています。衆議院とは違った角度から、物事を正しく判断し、公平な話し合いが期 待されるからです。

参議院選挙はどんなしくみ?

3年ごとに半数改選、選挙区と比例代表で選ぶ

参議院選挙は都道府県ごとに2〜10人を選出する「選挙区選挙」と、全国を一つの区域として、政党が集めた票の数に応じて議席を配分する「比例代表選挙」で行われます。ですから有権者は2種類の票を投じます。

3年ごとに半数ずつ改選するために、今回の選挙では選挙区で73人、比例代表で48人の合計121人を選びます。

選挙区選挙では候補者名で投票し、得票の多い順に当選します。

比例代表選挙では、政党名か、政党が名簿にのせた候補者の名前を書いて投票します。政党名と各候補者の得票を合計 して、「ドント式」という計算方法で各政党に当選議席数が割り当てられます。党の中では個人名の票が多い候補者から順番に当選します。

今の国会は、衆議院では自民党、公明党の与党が多数です。しかし参議院では民主党などの野党が多い「ねじれ」とい う状態になっています。衆議院で可決した法案が参議院で否決されるなど、政権の運営が不安定になるので、与党は参院選でねじれの解消をめざしています。

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